
水素自動車トヨタ・ミライ 3月末までに2,500台販売で納車が6年後?!
燃料電池車トヨタ ミライは今でも買えるの?
燃料電池車(FCV) トヨタ ミライ の受注台数が、2015年3月末までに2500台に達したそうです。
昨年に発表会した時点では、2015年中に700台を生産し、そのうち400台を国内で販売する計画でした。
2500台の受注を単純に400台で割ると、納車までに6年もかかる計算になることになります。
そこでトヨタは、2015年末までに生産能力を3倍まで上げる計画だそうです。
それでも今注文したとしても納車は3年後くらいになります。
そういう状態ですので、残念ながら今は水素自動車ミライの受注は受け付けていません。
基本的に政府は2020年の東京オリンピックに世界に向けて
「日本は水素自動車を主体にした燃料電池車の先進国である」
技術的先進国であると同時に、環境に優しいエコな国なんだと
アピールしたいのですね。
本当にエコなのでしょうか。
政府は「最終的に車から排出されるモノは水である」
という部分だけを見てエコだといっているわけです。
水素は石炭の一種である褐炭に多く含まれて居ます。
だからその褐炭から水素を取り出す計画です。
その褐炭はどこからどうやって持ってくるのかというと
オーストラリア南端にあるラトロブバレー地区で産出する褐炭をプラントにて水素に改質し、
マイナス253℃まで冷却することで液化して貯蔵、
その後、液化水素運搬船にて日本に輸送してくるということなんです。
しかし、化石燃料である褐炭を水素に改質する際には、結局CO2が発生してしまうのです。
図にすると次のようになります。
水素供給ネットワークを構築するには巨額の資金が必要です。
製造、運搬、貯蔵、利活用すべての局面で、コストを下げる技術革新が必要ですがどうなるでしょう。
ここまでコストをかけてさらに水素ステーションなどのインフラも整えてどこがエコなんでしょうか。
さらにミライには補助金が出ます。
国の補助金が202万円東京都在住の場合の補助金が約100万円。
つまり、ミライを買う人には1台あたり、約300万円の補助金がもらえます。
「だからミライを買いなさい。水素自動車を買って東京オリンピックを盛り上げなさい」
と言われているようです。でももちろん、我々の税金からですよね。
「はい、分かりました。買います」と言っても今は注文できない状態です。
どういうことですか。安倍さん、トヨタさん。
麻薬容疑のアメリカ人女性常務役員をかくまっている場合じゃないですよ。
さらに、ミライを買おうと思ってもナビやフロアマットをつけて保険や諸費用を計算すると
総額800万円近くになります。
300万円の補助金をもらってもまだ500万円近く支払いがあります。
一般市民がほいほいと買える価格ではないと思うのは私だけでしょうか。
いずれにせよ電気自動車のように普及するのはまだまだハードルが高いですね。
この水素自動車の件はまだまだ話しが尽きませんので後日追記します。
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